育毛の成功の鍵を握るのは?薄毛の種類に応じたアプローチ方法!

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こんにちは、スーパースカルプ発毛センター新大阪店の松野です(・∀・)ノ

これから夏に向けて、発毛や育毛に取り組まれる方も多くなってきています。
汗をかいた時や水辺でのレジャー、髪が薄いと気になってしまって存分に楽しめませんね。
当サロンにお越しいただくお客様にも多いのですが、薄毛が気になってきたらまずシャンプーを変えて、育毛剤をお使いになる方が多いです。
それで満足のいく結果が出ていれば、私たちに会うことはありませんでした・・・(´・ω・`)
育毛成功を想像させるキャッチフレーズのシャンプーや育毛剤を使っても、成功しなかったから当サロンにご相談にお越しいただいたわけです。
確かにシャンプーや育毛剤の中には効果の高い物もあります。
ただ、薄毛や脱毛に悩む方の原因は1つではありませんし、脱毛の症状にもいくつかのパターンがありますので判断が難しいといった問題点も無視できません。

今日は薄毛・脱毛症の種類と原因、また予防や育毛対策についてご紹介します。
ご自身の症状と照らし合わせて、何か育毛のヒントが見つかれば幸いです。

目次

様々な脱毛症

AGA

男性型脱毛症 Androgenetic Alopecia の略称で一般的にAGAとよばれています。
遺伝と男性ホルモンが関連した脱毛症を指します。

症状としては頭頂部と前頭部や生え際の部分の脱毛がみられます。
人生に乳児期・幼児期・少年期・思春期などがあるように髪の毛にもサイクルがあります。

健康的な髪は通常2年~6年の成長期があり、2~3週間の退行期を迎え、2~3ヶ月の休止期となります。
長い成長期で髪が強く太く成長し、寿命をまっとうしたのちに、休止期に新しい細胞によって押し出される形で自然に抜けます。
休止期が短いため新しい髪がすぐに成長期に入るために頭髪は薄くなりません。

しかしAGAを発症してしまうと、成長期は数か月~1年と短く、逆に休止期が数か月~数年と長くなります。
休止期が長いので新しい髪がなかなか生えてこないために薄くなり、場合によっては生えてこない可能性もあります。

さらに、髪の毛が十分に成長しないままで脱毛するので
『頭頂部や前頭部の髪が細くなってきたな』
『細くて短い髪がよく抜けるな』
『最近髪のボリュームがなくなってきたな』
と感じる方はAGAを発症している可能性があります。

AGAは進行型ですので、何も対策をしなければどんどん症状は進みます。
テレビCMでもよく目にするようになったAGAを扱うクリニックでの治療は主に内服薬や外用薬などです。
ただ、一度お薬で治療を始めると減薬や断薬は難しく、お薬を止めてしまうと治療前の状態に戻ってしまうという事例も多いので判断は慎重に行うのが良いかと思います。

お薬についての記事はこちらを参考になさってください!
https://super-scalp-unity.com/2019/02/22/%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%af%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a6%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%84aga%e6%b2%bb%e7%99%82%e8%96%ac%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a8/

当サロンではお薬に抵抗のあるお客様で、施術とホームケア、生活習慣の改善などで発毛に成功されている方もたくさんいらっしゃいます。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症には頭皮のベタつきや湿疹かゆみなどの特徴があります。

この脱毛症は皮脂が異常に増えて頭皮環境が悪化することで炎症をおこして、髪が抜けます。
頭皮の常在菌であるマラセチア菌は皮脂を栄養源としているため、比例してマラセチア菌の増殖にもなります。
皮脂成分の1つであるトリグリセリドはマラセチア菌などの常在菌によって遊離脂肪酸に分解されますが、この遊離脂肪酸が皮膚に刺激を与えることが脂漏性皮膚炎の原因の1つとなっています。
発症のきっかけはシャンプーやトリートメントの洗い残しや、洗髪後の生乾きなどです。
頭のかゆみやベタつき、かぶれなどの症状がしばらくしても良くならない、治ってもまた再発する・・・などの症状がある場合は脂漏性皮膚炎の可能性がありますので、早めに皮膚科を受診することをおススメします。
主にステロイド系の外用薬を処方されることが多いようですが、副作用の観点から長期にわたって飲み続けることは避けるべきとの判断で、症状が改善すれば外用薬は中止となりますが、完治は難しく再発することが多いそうです。

お試し体験で当サロンにお越しになる方の中にも稀に脂漏性皮膚炎からの脱毛症の方がいらっしゃいます。
その場合にはまずお医者様にご相談されてから施術を開始することもあります。
ジュクジュクと炎症を起こしていたり、大きなかさぶたができていては施術での発毛や育毛の効果は期待できません。
発毛・育毛を成功させるためには、まずは頭皮の環境を整えることが重要です。

予防としては、洗顔やシャンプーなどの洗い残しがないようにしっかりと流すこと。
皮脂の分泌を抑えるビタミンB群を含む食品を積極的に摂取していただくこともおススメです。
レバー・しじみ・牛乳・たまご・ほうれん草・トマト・キャベツ・しいたけなどに含まれています。
ただし、食品自体が優れていても調理法を誤っては意味がありませんので注意が必要です。
脂っこい調理や濃いめの味付けで脂質や糖質を増やしてしまってはせっかくの食材が台無しになります!
コーヒーやアルコール、香辛料などの刺激物も控えた方が良いです。
また、どの脱毛症にも共通することですが、ストレスや睡眠不足は大敵です(*`・ω・´)

粃糠性脱毛症

この脱毛症の特徴はフケの異常発生です。

何らかの原因で頭皮に炎症がおきてフケが大量に発生します。
すぐに脱毛が開始するわけではなく、大量のフケが毛穴つまりをおこして髪の成長を阻害するため結果的に脱毛します。
また、炎症の影響で赤みやかゆみを伴い、脱毛箇所に湿疹があるのも特徴です。

発症のきっかけは、体調不良やホルモンバランス、肌に合わないシャンプーや育毛剤の影響が考えられます。
症状が重度の場合にはお医者様にご相談されるのが得策かと思われます。

予防としては、刺激が弱く頭皮に優しいアミノ酸シャンプーのご使用をおススメします。
熱すぎるシャワーは頭皮の感想にもつながりますので、ややぬるめの35~39℃を目安にしてください。
脂漏性皮膚炎と同様に洗い残しには気を付けましょう。
フケの大量発生は角質の代謝異常でもあるので、代謝を安定させるために適度な運動も欠かせません。
食品添加物の多い食べ物を避け、十分な睡眠とストレスの少ない生活を目指しましょう。

円形脱毛症

突然10円玉くらいの大きさの脱毛が始まります。

かゆみやフケなどの症状もないため、自覚なく改善していることもあります。
進行すると、頭皮のあちらこちらに円形状の脱毛がみられるようになり、脱毛部分が全体的に広がってしまうため、ほかの病気と見分けがつきにくくなるのが厄介なところです。
この脱毛症は精神的なストレスとの関連が深いと考えられています。
専用の治療薬はなく、皮膚科でもアレルギーを抑制する薬を処方されることが多いようです。
自己免疫疾患との関連も指摘されており、さまざまな方面からの原因や治療法を考える必要があります。
子供や女性の発症例が多いですが、年齢や性別を問わず発症する可能性があります。

軽度の症状で、気が付かない間に治っている場合は良いのですが、ストレス以外の原因で症状が悪化している場合には感染症や自己免疫疾患の疑いもあり、血液検査など医師の診断が必要となってきます。

当サロンで円形脱毛症を改善されたお客様もいらっしゃいます。
どの脱毛症にも言えることですが早期治療が大切です。
発毛はお客様のご年齢ではなく、脱毛期間に大きく関係しています。

女子男性型脱毛症

Feamel Androgenetic Alopesia の略称で、男性のAGAと同様に遺伝と男性ホルモンによって引き起こされる脱毛症です。

『女性なのに男性型脱毛症?男性ホルモン?』

そう思われる方、多いのではないでしょうか?
実は女性にも微量ながら男性ホルモンは分泌されています。
FAGAは40代以降の女性に発症例が多いのですが、これは更年期を迎えて女性ホルモンであるエストロゲン分泌が減少し、男性ホルモンが優位になるからと考えられます。
エストロゲンは髪の成長に非常に関係が深いので、エストロゲンが減少する産後の女性にも脱毛がみられます。
部分的に脱毛がみられる男性のAGAの症状とは現れ方が違い、全体的に髪が薄くなってくるのがFAGAの特徴です。

『ボリュームが出にくくなった』
『ヘアスタイルが思い通りにきまらなくなった』

と思っているうちに、気が付くと髪が薄く頭皮が透けた状態になっている・・・ということも珍しくありません。

びまん性脱毛症

主に女性によく見られる脱毛症です。
びまん性脱毛症には2タイプあり、1つは既述したFAGAの症状です。
もう1つは休止期脱毛症といって、ヘアサイクルにおいて休止期にある状態の髪が健康な髪の場合に10%のものが20%になっているような状態のことを指します。
脱毛した髪が柔らかく短い成長途中のFAGAに対して、びまん性脱毛症は長く硬い髪が抜けるのが特徴です。
ハッキリとした原因が解明されていないので、精神的なストレスや疲労はもちろん、過度のダイエットや加齢、甲状腺疾患や貧血、常備薬による副作用などが要因ではないか?ともいわれています。

いずれも女性特有の脱毛症で、上記したもの以外にも考えられる原因がいくつかあります。
・パーマやカラーリングなどで毛根を傷めてしまっている
・ドライヤーやヘアアイロンの使用方法が適切でなくオーバードライで乾燥している
・シャンプーがお肌に合っていない
・ダイエットなどの影響、ストレス、睡眠不足、偏った食事・・・
・血行不良

クリニックでの治療などもありますが、男性が内服するようなお薬は女性には使用できません
女性の脱毛症は生活習慣の見直しで改善することが多いです。
当サロンにも、お薬に頼らずに発毛された女性のお客様はたくさんいらっしゃいます。
ボリュームがなくなってきたから・・・と対策のためにパーマをかけて悪循環に陥る前に是非ご相談にいらしてください。

対策としては、ヘアケアの見直しが必要です。
お肌に合わないシャンプーやトリートメントの使用は控えましょう。
また、洗い残しのないようにしっかりとすすぎ、洗い方やシャンプーの回数、お湯の温度にも気を付けてください。
健康な髪の成長には睡眠とバランスの良い食生活は絶対条件です。
髪の元となるタンパク質を中心に、ビタミン、ミネラル、カルシウム、コラーゲンなどをバランス良く召し上がってください。
特に女性ホルモンに似た働きのあるイソフラボンを多く含む大豆製品は積極的に取り入れていただきたい食品です。
そして、質の良い睡眠を心がけ、体を冷やさないようにお風呂にも浸かってくださいね。
喫煙されている方は、できれば禁煙されるのが得策です。
喫煙は男性ホルモンを過剰に分泌させるほか、血管を収縮させ血流を悪化させます。

以上、さまざまな脱毛症の種類についてご紹介しました。
いずれの症状についてもいえることは、気になったらすぐに対処することが何よりも改善の近道です。
薄毛は放置していると進行します。
インターネットに情報が溢れる時代ではありますが、自己流の育毛や発毛を成功している方はおそらく少ないかと思います。
ご自身の脱毛や薄毛の原因を知り、適切な改善方法で克服するのが1番です。

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