こんにちは、スーパースカルプ発毛センターの松野です(・∀・)ノ
大阪もやっと梅雨入りが発表されました!
湿気の多い時期は洗濯物の乾きも悪く、食べ物は傷みやすいしで困りますね。
でも、雨の時期がないと農作物も育たないし、お肌の潤いも不足します・・・
悩ましい問題ではありますが、良い部分を見つけて移りゆく季節を愛でたいと思います。
さて、本日は頭皮の健康度について。
当サロンにお越しいただくお客様には毎回マイクロスコープで頭皮の状態を確認させていただいています。
皮脂の多さ、乾燥、頭皮ニキビ、頭皮の色などの状態を見ます。
長く通っていただいているベテランのお客様ともなると、スコープチェックの段階でご自身の判断ができます。
私たちが指摘する前に
「今日は詰まってるなー」
とか
「ええ感じやなー」
など、みなまで言うな的な発言が飛び出します。
ですが、そんなお客様でも
「それってどうゆうことなん?」
となるのが、頭皮の色です。
健康な頭皮の色は?
皆さん、健康的な頭皮の色って何色と思いますか?
答えは青っぽい白です。
特徴は
・透明感がある
・指で押したときに程よい弾力があり、柔らかい
・ベタベタせず、また乾燥してカサカサもしていない
では、逆にどんな色だと健康でないのでしょうか・・・
健康でない頭皮の色はどんな色?
赤色
・紫外線ダメージなど外的要因による炎症の可能性があります
長時間、紫外線を浴びて頭皮が傷ついて軽い火傷のような状態になり、地肌の免疫力も低下しています。
・シャンプーが合っていない場合にも頭皮に赤みが生じます
内容成分や洗い方を見直す必要があります。
・血行不良を起こしており、脱毛の兆候があります
紫外線やシャンプーなど外的な要因以外での頭皮の赤みはかなり深刻な血行不良です。
抜け毛や薄毛の前兆ともいえる危険な状態です。
オレンジ色や茶色
・血行不良による汚血
汚血とは血行が悪く古い血液が澱んでいる状態のことで、髪の成長に必要な酸素や栄養が十分に届きません。
血の巡りが悪いことで代謝が悪くなり、頭皮にも老廃物が蓄積している可能性が大きいと考えられます。
いわゆる『ため込み型の頭皮』です。
また、腸の汚れは血の汚れに直結しますので、血が汚れている人は腸が汚れている人です。
血行促進とともに腸をデトックスし、腸内環境を整える必要があります。
ピンク色
・血行不良による酸欠状態を起こして衰弱しています
体質的な要因もあり慢性的に弱っている状態で、血行が悪く酸欠状態になっている。
・アレルギー体質や乾燥肌
ピンク色に加えて、ひび割れがある状態はアレルギー体質や乾燥肌の人によくみられる症状で、免疫力低下の可能性も考えられます。
・バリア機能が低下
代謝が落ち、皮膚のバリア機能が低下しているため、頭皮の水分も逃げやすく乾燥しがち。
また、アレルギーも起こしやすい状態です。
黄色
・ストレスや不摂生による血行不良
睡眠不足やストレス、タバコ、アルコールの過剰摂取や毛細血管の劣化などで深刻な血行不良を起こしている。
・重度の酸化、サビ老け
慢性的なストレスにさらされて細胞がさび付き、老化が進んでいる状態。
頭皮の皮脂が酸化して加齢臭や酸化臭などの要因にもなります。
・内臓機能の低下
常にストレスを感じている状態が続き、免疫力も低下。
内臓にも負担がかかっているためさらに代謝が悪くなり、悪循環となっている。
このようなことが頭皮の色から判断することができます。
あなたの頭皮は何色でしょうか?
共通するいくつかの原因
血液
東洋医学では頭髪は『血余』といい、血液の余りだと考えられています。
ここでいう「血」は単に血液を指すのでなく、血液が運ぶ栄養という意味も含まれます。
体内の栄養状態が豊かで血流がスムーズであれば、健康な髪が育つということです。
髪の毛は生命維持には重要度が低いため、体調不良が起こると真っ先に栄養を打ち切られる部分でもあります。
また、髪の毛は身体の一番上の末端にあります。
心臓より遠く、高い位置にあるために血行が悪いと酸素や栄養が行きわたらずに健康な髪は育ちません。
さらに前頭部や頭頂部は毛細血管が少なく血行不良を起こしやすいのです。
薄毛の方は頭皮だけでなく、体の健康から見直してみることも必要です。
外的要因
紫外線やシャンプー
お肌が日焼けをして赤くなるのと同じで頭皮も赤くなったり茶色くなったりします。
特に頭頂部が薄い方は日除けとなる髪の毛が少ないため、肌がむき出しの状態で直射日光を浴びています。
さらに頭皮には日焼け止めなども付けていないためダメージは大きいのです。
薄毛を気にする方は頭皮のベタつきを気にするあまりゴシゴシとシャンプーしたり、洗浄力の強い物を選びがちです。
しかし、こちらのブログでも何度もお伝えしているように洗浄力の強いシャンプーや1日に何度もシャンプーすることは皮脂の過剰分泌を促し頭皮環境を悪化させます。
皮脂が過剰に分泌されて毛穴詰まりを起こすと、様々な頭皮トラブルの原因となりヘアサイクルが乱れて新陳代謝が低下します。
新陳代謝が低下した頭皮は弾力がなくなり、脱毛や白髪の原因となります。
さらにひどくなるとアレルギーを引き起こす可能性もあります。
シャンプーはお肌に優しく刺激の少ないアミノ酸シャンプーがおススメです。
ただし、洗浄力は控えめなため、シャンプー前のすすぎを十分におこない、2度洗いをするのがベストです。
洗い残しのないようにしっかりとすすぐことも重要です。
免疫
病気やアレルギーから体を守る免疫力。
その免疫力の約70%が腸内で作られているのはご存知でしょうか?
腸内環境が整えば体の免疫力がUPし、血行促進の効果もあり、結果的に薄毛の改善に期待ができます。
酸化
シャンプーやトリートメントの洗い残し、頭皮の皮脂などは約24時間が経過すると過酸化脂質に変化します。
頭皮の色が茶色っぽい方に多いのが酸化です。
脂は紫外線を浴びて酸素と触れることで酸化します。
日焼けして乾燥した頭皮はバリア機能が低下して炎症を起こします。
乾燥した頭皮は、外部刺激から頭皮を守らなければ!と反応して皮脂を分泌します。
すると、また皮脂が酸化して・・・悪循環となります。
日焼けしたお肌に水分を与えるように頭皮にもしっかりと頭皮用のローションなどで潤いを与えることが大切です。
そして、汗をかいたら面倒でもふき取ること。
細かいひと手間が酸化臭を抑え、薄毛の予防となります。
いかがでしたか?
頭皮の色でわかる健康状態。
頭皮は正直ですので、きっちり取り組むことできれいな色に変わってきます(*´∀`*)
汗をかく季節にはハンカチとローションを持ち歩き、せっせと頭皮の汗をふき取り保湿を心がけましょう。
そしてシャンプーのやり方と成分を見直し、生乾き状態にすることなくドライヤーで乾かします。
健康的な食生活と適度な運動、十分な睡眠、ストレス発散は薄毛のみならず健康維持にも必須です!
健やかな頭皮は健康な体から。
できることから始めましょう!